院長のひとりごと

2024/1/1 謹賀新年

久しぶりに更新いたします。年末は救急医療センターの当番でした。今年は発熱外来を開いてくださった先生方が多数あり、比較的空いている状態でした。休日に発熱が生じてしまった場合の対応について私の推奨方法を述べたいと思います。なお、現在流行中の感染症はインフルエンザ、COVID-19等です。

① まず、薬局でインフルエンザとコロナの両方を測定できるキットを購入し、発熱があったらまずご自分で検査してみましょう。抗原キットは感度が低いので、陰性であっても翌日再検査してみる方がよろしいかと思います。

② 両方とも陰性の場合、普通の風邪の可能性が高いので市販の解熱剤を服用して様子をみるのがよろしいかと思います。

③ インフルエンザが陽性であった場合には、タミフル等抗ウイルス剤が有効ですので、発熱外来か救急医療センターを受診しても良いかと思います。証拠写真を撮ってきていただくと助かります。

④ COVID-19が陽性ならばゾコーバ等抗ウイルス剤が有効ですが、休み明けに掛かりつけを受診するか発熱外来を受診して下さい。救急医療センターでは処方できません。

上記のように対処していただくと無駄な受診を防げると思います。